別名ローター・トラミーナ
ローター・トラミーナは今日栽培されているワイン用ぶどうのうち、最も古い品種のひとつで す。
研究者たちは、そのルーツがギリシャではないかと推測しています。南チロル地方のトラミン と言う村が品種名の由来ではないかという議論もあります。同地方では、15世紀にトラミーナ 種のワインがミサ用として修道院に届けられていました。ドイツでは16世紀から栽培されてい たことが歴史的文献からわかっています。
18世紀のローター・トラミーナの育種に関する報告書によると、当時すでにぶどう樹の選別が 行われていたようです。
リースリングと収量の多い他品種とローター・トラミーナとは、伝統的に「ゲミッシュター・ ザッツ(混植)」と言って、同じ畑で一緒に栽培されていました。収量が不安定であることか ら、過去においても広域で栽培されることはありませんでした。
欧州経済共同体の規定によりローター・トラミーナの名称で分類された品種だけが、ドイツで ゲヴュルツトラミーナの名称を使用できます。バーデン地方ではクレーヴナー(Clevner)とい う名称も認められています。
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