ファルツ地方は23,600ヘクタールのぶどう畑を擁し、ラインヘッセン地方に次いで、国内で2番目に大きなワイン生産地です。生産構造はラインヘッセン地方と類似しています。ドイツで購入されている国産ワインのうち3本に1本はファルツ産です。ラインヘッセン地方同様、多くの小規模生産者、著名な大規模醸造所、協同組合があり、専門店や外食産業などを通じてワインの販売に成功しています。アルザス地方に至近距離であること、観光産業の充実、有能なケラーマイスターたちの意気込みなどが、あらゆるスタイルのワイン造りを可能にしました。赤ワイン品種は約9,000ヘクタール栽培されており、うち3,000ヘクタール以上をドルンフェルダーが占めています。ファルツ地方はドイツ国内において規模の上では最大の赤ワイン生産地でもあります。
ファルツ地域早わかり
ロケーション | ヴォルムスの南からフランス国境に至るまでの、フェルツァーヴァルト山地の斜面からライン川沿いに至る一帯 |
気候 | 晴れの日の割合が多く、温暖で豊かな気候 |
土壌 | 雑色砂岩、石灰質を含むローム、粘土土壌、マール、コイパー、ムッシェルカルク、花崗岩、斑岩、スレートが点在 |
ぶどう畑 | 約23,600ヘクタール (白品種と赤品種の割合 約62%:38%) |
ぶどう品種 | リースリング、ドルンフェルダー、ミュラー・トゥルガオ、ポルトギーザー、ケルナーシュペートブルグンダー、グラオアーブルグンダー、ヴァイサーブルグンダー |