ラインガオ地方は、全生産地のうちでリースリングの栽培比率が最も高い地域で、ほぼ90%を占めるほか、輸出率が高い地域でもあります。酸味が豊かな辛口あるいは中辛口のリースリング、ふくよかなシュペートブルグンダーの産地として知られています。
土壌の地質学的条件やライン川流域の理想的な気候条件はぶどうの生育に最適で、夏場にも充分な湿度が保たれています。この地域は地元の貴族・僧侶により何百年も前から今日へと至るワイン文化を築いてきま
した。1775年ヨハニスベルクにおいて収穫時期が遅れ偶然の産物として貴腐ワインが誕生しました。この「シュペートレーゼ(遅摘)」の発見によりドイツワインは世界的に知られるようになりました。
ラインガオ地域早わかり
ロケーション | ヴィースバーデンの南のウンターマインから、リューデスハイムの北のロルヒハウゼンに至るまでのライン右岸 |
気候 | タウヌス山地に守られ、冬は穏やか、夏は暖かい |
土壌 | スレート、石英、小石、砂岩。深さのある、通常石灰質を含む砂混じりのレス、レス。赤ワイン品種に適した千枚岩スレート土壌 |
ぶどう畑 | 約3,200ヘクタール (白品種と赤品種の割合 約85%:15%) |
ぶどう品種 | リースリング、シュペートブルグンダー |