フランクフルトの東部、ジグザクに流れるマイン川流域両岸に広がる丘陵地帯がフランケン地方です。フランケン地方は、ころんと丸い特有の形をしたワインボトル「ボックスボイテル」や独自の気候、辛口仕立てのワインで良く知られています。この地方で代表的なワインは力強く、土壌を感じさせる香りのジルヴァーナーやミュラー・トゥルガウで、ほとんどが辛口です。ワイン通には、フランケン地方とジルヴァーナーは切っても切れない関係であることが知られています。ジルヴァーナーはマイン川沿いのムッシェルカルクで順調に生育し、凝縮した土壌を感じさせるアロマを得ることができます。赤ワイン品種は主に、ビュルグシュタットとクリンゲンベルクに近いベライヒ、マインフィアエックで栽培されています。
フランケン地域早わかり
ロケーション | アシャッフェンブルクとシュヴァインフルトの間に位置する、マイン川とその支流域の南向き斜面 |
気候 | 主に大陸性気候、乾燥した、温暖な夏、寒い冬 |
土壌 | ベライヒ別に、マインフィアエックは、原成岩の風化土壌と雑色砂岩、マインドライエックはローム・レスとムッシェルカルク、シュタイガーヴァルトはコイパー |
ぶどう畑 | 約6,100ヘクタール (白品種と赤品種の割合 約81%:19%) |
ぶどう品種 | ジルヴァーナー、バッフス、ミュラー・トゥルガオ、リースリング、ドミナ、シュペートブルグンダー |